【第13回】ITパスポート試験の過去問を解いてみた
皆さんこんにちは!
駆け出しITエンジニアNoWayです!
本日も引き続きITパスポート試験の過去問を勉強していきたいと思います。
なお、問題は以下ページ『令和元年度』を解いています。
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/openinfo/questions.html
第51問
・プロジェクトマネジメントにおいて,プロジェクトスコープを定義したプロジェクトスコープ記述書に関する説明として,適切なものはどれ?
ア、成果物と作業の一覧及びプロジェクトからの除外事項を記述している。
イ、成果物を作るための各作業の開始予定日と終了予定日を記述している。
ウ、プロジェクトが完了するまでのコスト見積りを記述している。
エ、プロジェクトにおける役割,責任,必要なスキルを特定して記述している。
→正解はア
解説・まとめ
プロジェクトスコープ記述書:プロジェクト憲章や要求事項文書の内容を受けて、プロジェクトの実施範囲、主要な成果物、前提条件や内外の制約条件などを記述した文書。プロジェクトにおける成果物と、その成果物を作成するのに必要な作業が詳細に記述され、WBS(Work Breakdown Structure)を作成する際のベースになる。
アの成果物と作業の一覧及びプロジェクトからの除外事項の記述はプロジェクトスコープ記述書の説明。正しい。
イは、スケジュールマネジメント計画書の説明。違う。
ウは、コストマネジメント計画書の説明。違う。
エは、人的資源マネジメント計画書の説明。違う。
第52問
・アジャイル開発において,短い間隔による開発工程の反復や,その開発サイクルを表す用語として,最も適切なものはどれ?
ア、イテレーション
イ、スクラム
ウ、プロトタイピング
エ、ペアプログラミング
→正解はア
解説・まとめ
アジャイル開発における開発サイクルのことを、
XP(エクストリームプログラミング)では「イテレーション」、
スクラム開発では「スプリント」という。
XP(エクストリームプログラミング):ソフトウェア品質を向上させ、変化する顧客の要求への対応力を高めることを目的としたソフトウェア開発プロセス。
スクラム開発:チームで仕事の進めるための枠組み(フレームワーク)。もともとはソフトウェア開発プロジェクトを成功させる仕組みだが、技術的な要素は取り除かれ、多くのチーム作業に共通して適用できる要素だけが残ったため、ソフトウェア開発以外のチームにも適用できるのが特徴。
違いについては下記サイト参照。
と言うわけで、アが正解。
第53問
・企業におけるITガバナンスを構築し,推進する責任者として,適切な者は誰?
ア、株主
イ、経営者
ウ、従業員
エ、情報システム部員
→正解はイ
解説・まとめ
ITガバナンス(IT Governance)とは、企業が競争優位性を構築するために、IT戦略の策定・実行をガイドし、あるべき方向へ導く組織能力であり、ITへの投資・効果・リスクを継続的に最適化する為の組織的な仕組みのこと。普通経営者が方針を示す。
これは正直なんとなくわかる・・・よね?笑
なので、イが正解。
第54問
・利用者からの問合せの窓口となるサービスデスクでは,電話や電子メールに加え,自動応答技術を用いてリアルタイムで会話形式のコミュニケーションを行うツールが活用されている。このツールとして,最も適切なものはどれ?
ア、FAQ
イ、RPA
ウ、エスカレーション
エ、チャットボット
→正解はエ。
解説・まとめ
これ、ちょっと前におんなじような問題あったよね・・・?(汗)
アのFAQはいわゆる”よくある質問”。違う。
イのRPAは、Robotic Process Automationの略。これまで人間が行ってきた定型的なパソコン操作を、コンピュータ上で動作するソフトウェアのロボットにより自動化する仕組み。違う。
ウのエスカレーションは、サービスデスクにおいて、システム利用者からの問合せに対して、担当者が対処できない場合に、より対処能力に優れた上位の組織や担当者、管理者などに依頼して対応を引き継ぐこと。
下記動画7:22〜参照。ちなみに違う。
なので、エが正解。
第55問
・ソフトウェア開発におけるDevOpsに関する記述として,最も適切なものはどれ?
ア、開発側が重要な機能のプロトタイプを作成し,顧客とともにその性能を実測して妥当性を評価する。
イ、開発側と運用側が密接に連携し,自動化ツールなどを活用して機能などの導入や更新を迅速に進める。
ウ、開発側のプロジェクトマネージャが,開発の各工程でその工程の完了を判断した上で次工程に進む方式で,ソフトウェアの開発を行う。
エ、利用者のニーズの変化に柔軟に対応するために,開発側がソフトウェアを小さな単位に分割し,固定した期間で繰り返しながら開発する。
→正解はイ
解説・まとめ
DevOps(デブオプス):開発を意味する Development と運用を意味する Operations を組み合わせた造語。こんな(↓)イメージ
開発担当チームと運用担当チームが緊密に協力・連携し、自動化ツールなどを活用して柔軟かつスピーディに開発を進めるソフトウェア開発手法。継続的インテグレーション、継続的デリバリ、継続的デプロイメントの3つのプラクティスを利用することにより、開発効率の向上、迅速なリリース、信頼性の向上、共同作業による文化の醸成などが期待できる。
アの開発側が重要な機能のプロトタイプを作成し,顧客とともにその性能を実測して妥当性を評価する手法は、プロトタイプ開発の説明。違う。
イの開発側と運用側が密接に連携し,自動化ツールなどを活用して機能などの導入や更新を迅速に進める手法は、DevOpsのこと。正しい。
ウの開発側のプロジェクトマネージャが,開発の各工程でその工程の完了を判断した上で次工程に進む方式は、ウォータフォール開発の説明。違う。
エの利用者のニーズの変化に柔軟に対応するために,開発側がソフトウェアを小さな単位に分割し,固定した期間で繰り返しながら開発する手法は、スクラム開発の説明。違う。
なのでイが正解。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません