【しげをエコノミクス】中国がアメリカに勝てない本当の理由とは一体!?その鍵はお金の本質である○○にあった・・・

2021年2月11日

購読者の皆様、本日もこちらの記事を読んでくださり、誠にありがとうございます。

しげをです。

本日は『中国がアメリカに勝てない本当の理由』という題目で持論を展開していこうと思います。

先に結論を言ってしまいます。中国がアメリカに勝てない本当の理由は世界の基軸通貨通貨がドルであるためです。

国力の最も大きな部分は軍事力、経済力などいろいろあるが結局最も重要な”国力”とは金融力つまり貨幣を支配できるかどうかである私は考えます。

以下に、その理由を記していきます。本日もよろしくお願い致します。

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1、中国が世界第二位の経済大国になった理由

中国は過去30年間物凄い経済成長を成し遂げてきた。

名目GDPは2020年で約15、27兆ドル(日本円で1600兆円であり日本のGDPの約2、8倍)であり、米国(GDPは22.32兆ドル)の68%にも相当する。

このような経済成長を遂げた一番の理由は輸出により(主には元安による安い工賃で輸出品を生産)ドルを稼ぎ、稼いだドルで他の進んだ設備を導入し更にドルを稼ぐという循環を作り上げたからである。

この時、共産党が元・ドルの為替レートを低いままに抑え込んだことにより信じられないような経済成長を達成できたのである。

ドルは世界の基軸通貨であるため、経済を動かす(設備を購入したり、納入品の代金を決済したり、為替取引など)ためには欠かせないのである。

通常の自由主義国であれば、為替レートは為替市場で経済成長に従って、元高、ドル安が進み中国からの輸出品の価格は上がり、貿易黒字は解消されるはずであるが、政治的力で為替レートを元安に誘導してきた結果が経済成長につながったと言える。

2、アメリカの中国に対する戦略

自国の68%ものGDPを有し、領土拡張主義で世界を席巻しようとする中国はアメリカにとっては脅威になりつつある。そこで、アメリカはどのようにすれば中国の国力を衰退させるかを考え始めたと言える。

ここからは私の考えであるが、アメリカは金融による対抗策で中国侵略を遂行しているように思えてならない。具体的には、ドルを保有できないように多角的な戦略を展開しているように思われる。具体的には、以下のような戦略である。

①対中国戦略 phase1

まず第一にとるであろう方法は、米国に存在する中国の会社が米国でドルを稼ぐことを防止するために、中国会社に難癖(具体的には米国から技術を盗んでいるというクレームであるが難癖ともとられなくはない)をつけ、米国から退出させる戦略である。

5G問題で世間を騒がせてるファーウェイがその最も良い例であろう。つまり、中国が米国でドルを稼がせないことが肝要なのである。

②対中国戦略 phase2

次に、輸入品に高額関税をかけ(具体的には自国の産業を保護するという難癖)輸入品が米国に入ってこない入ってこないようにし、ドルが中国にいかないようにしているのである。

これは、中国で発生した元が米国でドルに変換されないようにしたものであり、ドルの流通を防止したものである。

③対中国戦略 phase3

最後に、香港での支配を目論んだ中国政府に対して、香港での金融センターという位置づけをなくし、別の場所に金融センターを移し(例えば、東京金融センターが最有力候補といえる)元とドルとの交換場所を機能させなくする。

実はこれが中国政府にとっては最も致命的なのである、経済発展に必要なドルは香港から大部分を調達していたからである。

最近、東京でコロナの影響で人が郊外に移り住んでいるにもかかわらず、東京中心部の地価は上がりっぱなしであるというニュースを聞いたが、これも、将来の金融センターが東京になるため外国の銀行や証券会社が東京に本部を香港から移しているために起こっていることではないかと思っている。

このような戦略がうまくいくとすれば、元とドルの交換性は崩れてしまい、元は独自で経済圏を発達させていくしかなくなるのである。中国は巨大な経済圏を作りそこで、元を基軸通貨として流通させドルが持っているような優位性(自由に元を印刷して流通させること)を獲得したいのである。

その巨大な経済圏こそが”一帯一路経済圏”に他ならない。

3、中国の戦略

13億人もの人口を抱える中国が経済発展を終了したと考えているとはとても思えない。

GDPは世界2位であるが一人当たりのGDPは20数位である。

一帯一路を戦略として自分の経済圏拡大を推し進めるべく、東南アジア、東欧、アフリカなどにまず経済援助を行い、中国資本でインフラを整備しそこで生産したものを中国に輸出させ中国の経済圏に引き込もうとしているのである。

最終的には元を基軸通貨にして各々の国の通貨を元と交換可能にしたいのである。

つまり、中国は元という貨幣でその国の経済を支配したいのである。

4、中国がアメリカに勝てない理由

さて、ここからが話の肝です。

一つ質問をしましょう。
あなたは第三者からお金を借りるとします。さて、その人はお金を元かドルで払いたいがどちらが良いですか?と聞かれました。

あなたなら、なんて答えます?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の持論ではほとんどの人はドルと回答するでしょう。

なぜそうなのかと言うと、元は中国という国の反映であり、中央政府がその貨幣を支配している限り、いつ勝手に切り上げられたり切り下げたりするかわからないからである。

貨幣価値は市場で決定されるものではなく政府の意志で相当の部分が決まってくるのである。

そのような信憑性の低い貨幣を世界中のだれも持ちたくないのは当然と思われる。それに、中国人がより技術の進んだ自由主義経済圏の設備やものを買いたいとき、元で売ってくれと中国人が言っても、ドルに換えてそのドルで払ってくれと言われるのは当然である。

つまり、大きな意味で元は信用がないのである。ドルと元の決定的差はこの貨幣の信用度の差なのである。ここが本記事の要点である。

中国が香港を自国制度に組み入れた時点で、香港のドルは危険を感じて逃げ出していくはずである。元とドルの対立は共産主義(一党による支配、管理)を後ろ盾とする元と自由主義を標榜するドルとの対立なのである。

元による経済圏がドル経済圏と同等までに大きくなり、世界の基軸通貨になるとはとても思えない。

中国が調子に乗り領土支配を拡大させたときには、完全に元とドルの交換をアメリカは停止するだろうと思われる。

そのとき経済活動範囲は大きく縮小し、元での経済圏のみで中国は経済活動を行うしかなく、中国国内からも多くの不平不満が生じると思われる。多分、習近平は首になると思われる。

5、日本の円について

日本の円はドル、ユーロに続く第3の基軸通貨と言われている。

その一番の理由は日本が自由主義経済を実践しているからである。

このため、アメリカからの信頼は厚くドルの価値が上下するときはそれを安定させるために円に換えるという操作が行われるが、円が通貨として安定しているからである。

また、日本は外貨準備高として、1兆2600億ドル(132兆3000億円)も有しているため、アメリカもドル債権国日本を無視するわけにはいかないのである。

円は元に対しては、円がドルと連動しているため、元に対しては不当に元安(円に対して)が進み、多くの輸入品が中国からもたらされている。何か、有事の際は円と元との交換も停止する必要がある、そうしないと中国が得た円をドルに換え中国側の国防予算とするからである。

以上のことから、残念ながらどう考えても元がドルを打ち破り世界の基軸通貨になるとは考えられないのである。

それでも、中国は世界一になる事を必死で追及しているようにおもえるが、多分うまくはいかないであろう。

 

 

 

本日は以上でございます。最後までご熟読いただき、ありがとうございました。

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